ラビア・カーディルさん来日

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Amnesty International Japan主催 全国スピーキング・ツアー2007 bookmark

 
東京島根大阪山口北海道の講演会レポートをアップしています。
 

「反テロ」戦争と新疆ウイグルの人権 ラビア・カーディル来日、全国講演開催! bookmark

 
元「良心の囚人」ラビア・カーディルさん来日!11月からいよいよ全国講演会!
 
1999年、中国・新疆ウイグル自治区のウルムチ市内を訪問中の米議会代表団にウイグル人政治囚のリストを渡そうとして拘束され、不公正な裁判の末に懲役8年の刑を言い渡されたラビア・カーディルさん。
国際的な釈放運動によって米国に亡命後、ウイグル自治区内の人権状況を世界に伝えるリーダーのひとりとして活躍しています。
一方、米国で起きた2001年の9.11同時多発攻撃以降、中国政府は「テロとの戦い」を謳ってウイグル人社会への弾圧を正当化し続けています。
ウイグルで何が起こっているのか? ここ数年ノーベル平和賞にノミネートされているラビア・カーディルさんが日本に初来日し、全国各地で講演会を行います。
 
全国講演会詳細

「ウイグル自治区の人権

ラビア・カーディルさんとは?

Amnesty International Japanへの寄付
 

9月20日付けのAmnesty International Japanのメールマガジンで、以下の文章が配信されました。 bookmark

 
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全国スピーキング・ツアー2007
カーディルさんの希望を実現するために、皆様のご支援が必要です
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2001年の「9.11」の後、米国は「テロとの戦い」を高らかに掲げてアフガン攻撃やイラク戦争を始めました。また多くの国がこの流れを利用し、「反テロ」を御旗に、自国内で政府に批判的な勢力や分離独立・特別自治を求める民族を「テロリスト」呼ばわりし、弾圧を強めました。
 
中国も例外ではありません。政府は新疆ウイグル自治区内の批判勢力に「テロリスト」のレッテルを貼り、これまでに数万人を拘束しました。拘束されたウイグル人は拷問を受け、不公正な裁判にかけられて投獄されたり処刑されたりしました。生命の危機を感じたウイグル人はキルギスタン、カザフスタン、パキスタンなど隣国に逃れましたが、中国政府は、こうした人びとを強制送還するよう各国政府に圧力をかけています。
 
全国スピーキング・ツアー2007では、ウイグルの元「良心の囚人」であるラビア・カーディルさんをお招きします。ラビアさんの獄中での体験を中心に、「テロとの戦い」の下で正当化されるウイグルでの人権侵害について知り、考える機会です。
 
毎年行なわれるアムネスティの全国スピーキング・ツアーは、すべて皆様のご寄付によって成り立っています。今回のゲストの招聘や関連する経費で約150万円が必要です。何卒ご支援をよろしくお願いいたします。
下記の一口額を目安に、賛同金をお寄せください。お一人様につき何口お寄せくださっても結構です。いただいた賛同金は、スピーカーの国際渡航費および国内移動費、宿泊費、謝礼、通信費、印刷費、同行する通訳者の交通費や謝礼などのために使わせていただきます。

賛同金 個人(一口) 3,000円
振込先 郵便振替口座:00120-9-133251
       加入者名:社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

*スピーキング・ツアー賛同金であることをご明記ください。
*賛同金その他の収入により黒字が出た場合は、アムネスティのさまざまな人権擁護活動に活用させていただきますので、予めご了承ください。
*賛同金をお寄せくださった方には、ツアー終了後に報告書をお送りいたします。
 
Amnesty International Japan
http://www.amnesty.or.jp
 

ラビア・カーディルさんについて簡単に bookmark

 
ラフト人権賞受賞、ノーベル平和賞候補となったウイグル人ラビア・カディール女史は、当局によって逮捕されるまでは中国国内有数の資産家でした。彼女はウイグル人女性の職業的自立を促すために会社を設立するなど、女性の権利を確立することに大いに貢献されました。さらに政治的な要職にも就きましたが、中国政府のウイグル人に対する政策を批判したことから、次第に中国政府ににらまれるようになり、ついには夫のシディクさんが政治亡命するにまで至りました。
そして1999年8月にはラビアさん自身も「国家機密漏洩」の罪状で懲役8年の刑を受けました。政治犯の名前を書いた新聞記事をアメリカにいる夫に送ろうとしたことが、国家機密漏洩とされてしまったのです。
2004年にラフト人権賞を受賞するなど、国際的な注目が彼女に集まったこともあり、人権侵害を非難されることを恐れた中国共産党は、2005年3月に突如彼女を釈放しました。その後彼女はアメリカに渡り、世界ウイグル会議の会長に就任するなど、民族運動の代表的として多方面に働いています。しかし中国は報復措置として、2006年に彼女の子供を逮捕し、懲役刑を課しています。
 
ウイグルの母とも呼ばれる彼女の来日が実現するならば、これまで関心が低く、マスコミもあまり取り上げていなかった東トルキスタン問題が、日本でも広く知られるようになるのではないかと期待しています。 
ラビアさんの来日が実現するよう、応援していきましょう。


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